新光堂 純銅おろし器レビュー|薬味おろし付きの使い勝手と、緑青を防ぐお手入れのコツ

「大根おろしがベチャッとする」「おろすのが疲れる」……そんな不満を解消してくれたのが、新光堂の「純銅手造りおろし器」です。

プラスチック製やセラミック製など、いくつも試してたどり着いたこの道具。通販番組で見かけて以来、わが家では欠かせない実用的な道具になりました。

この記事では、実際に使い続けてわかった以下のポイントをまとめています。

  • 余分な水分が出ず、ふわふわに仕上がる理由

  • 流水だけで汚れが落ちる手入れのしやすさと、緑青を防ぐコツ

価格は高めですが、それに見合う確かな品質があります。純銅おろし器の購入を迷っている方、長く愛用できる道具を探している方は、ぜひ参考にしてください。

職人が目立てる「新光堂」の純銅おろし器とは

「新光堂」は、金属加工の街として知られる新潟県燕市で、昭和34年に創業した新光金属株式会社の銅食器ブランドです。

燕市は江戸時代から続く伝統技術を受け継ぐ地域。その中でも「新光堂」のおろし器は、数少ない熟練の彫金師(おろし器職人)が、一つひとつ手作業で「目立て」を行っている匠の逸品です。

日本の伝統工芸である特殊彫金技術を駆使し、職人の手で打ち出された鋭い刃。この手仕事こそが、市販の大量生産品では決して真似できない、圧倒的な切れ味と仕上がりの良さを生み出しています。

実際に使ってわかった「味」と「使い心地」

以前から「大根おろしがベチャッとする」「おろすのが疲れる」という悩みを抱えていた私。通販番組で紹介されていたこの新光堂「純銅手造りおろし器」に一目惚れしたものの、価格が高めなので、何度も口コミをチェックしてから購入を決めました。

実際に手に取ってみると、銅製品ならではの重厚感と、職人の技が光る鋭い目立てに圧倒されます。

水分が出すぎず、ふわふわに仕上がる理由

純銅おろし器で大根をおろして一番に感じたのは、「おろし器によって味が変わる」という事実です。

職人が手作業で立てた刃は非常に切れ味が鋭く、野菜の繊維を潰さずにおろすことが可能。そのため、余分な水分と繊維が分離せず、口当たりのよいマイルドな味わいになります。

また、刃がどの方向からも引っかかるように配置されているため、力を入れなくてもスムーズに作業が進みます。下に濡れ布巾を敷いて安定させれば、大量の大根をおろす際も手が疲れにくく、作業がはかどります。

以前使っていたセラミック製のものと比較しても、仕上がりは歴然。水分でベチャッとすることなく、まるで「淡雪」のようなふわふわとした食感のおろしが完成しました。

にんじんなど繊維の強い野菜もスムーズ

大根だけでなく、繊維の強いにんじんなどでも、このおろし器の切れ味を実感できます。

以前、料理番組を参考に「おろしにんじんソース」を作った際、にんじん1本を丸ごとおろしてみましたが、目詰まりすることなく最後までスムーズに作業ができました。

純銅おろし器の刃が鋭いため、繊維を断ち切るようにおろせます。そのため、口当たりが非常になめらかで、にんじん本来の甘みが引き立つ仕上がりに。

おろしたにんじんに、酢やオリーブオイルなどを加えるだけで、色鮮やかで本格的なソースが完成!繊維が気になりがちな野菜こそ、このおろし器を使うメリットを強く感じられます。

使用時の注意点とコツ

高性能な純銅おろし器ですが、その切れ味と品質を活かすために知っておきたいポイントが3つあります。

  • おろしをこまめに受け皿へ落とす このおろし器は、おろし金にある穴から下の受け皿へ落ちる構造です。一気にたくさんおろすとフチに溜まりやすいため、時々様子を見ながら下のボールへ落としていくのが、スムーズに作業を進めるコツです。

  • 保管時は刃の保護を 職人が立てた鋭利な刃を守り、また怪我を防ぐためにも、保管時には工夫が必要です。製品に専用の蓋は付属していないため、私は乾燥させた後、ラップなどで刃を保護して収納しています。

  • かき出す際は「木製スプーン」を推奨 受け皿に残ったおろしを集める際、金属製のスプーンを使うと内部にキズをつけてしまうことがあります。せっかくの美しい銅器を傷めないよう、木製のスプーンやシリコン製のヘラを使用することをおすすめします。

純銅おろし器でおろし作業が終わった後、受け皿の中に残ったおろしを金属のスプーンでかき集めてしまい、受け皿内部にキズをつけてしまいました。

反省すべき失敗談です!(>_<)

これ以後、純銅おろし器には木製のスプーンを使用するように心がけています。

【検証】本当に「流水だけ」でキレイになるのか?

純銅おろし器の最大のメリットとも言えるのが、「お手入れのしやすさ」です。

おろし金といえば、目立ての間に食材のカスが詰まり、タワシや専用のブラシでゴシゴシ洗うイメージがありませんか?しかし、職人が立てた鋭い刃を持つこのおろし器は、驚くほど汚れ離れが良いのが特徴です。

ブラシ不要!水洗いでスッキリ落ちる洗浄力

実際に、繊維が多くて色が残りやすい「にんじん」をおろした後、流水だけで洗ってみました。

おろし金部分に蛇口から直接水を当てるだけで、目立ての間に詰まったカスがスルスルと滑り落ちていきます。

角度を変えながら水を流すだけで、ブラシを一切使わずにこれほど綺麗になりました。

食材のカスが残っていると不衛生ですし、次におろす食材に色が移るのも気になるところ。この「流水だけでリセットできる」手軽さは、家事の時短にも繋がる大きな利点です。

緑青(ろくしょう)を発生させない・落とすコツ

銅製品特有の「緑青(ろくしょう)」は、水分による酸化が原因で発生する青錆。見た目に驚くかもしれませんが、適切に扱えば防ぐことができます。

発生を防ぐ「乾燥」のひと手間

最大の予防策は、洗浄後に「水分を完全に断つ」ことです。 私は食器用洗剤で洗った後、吸水マットで水気を切り、さらにペーパータオルを折りたたんでフチの溝まで一周拭き取るようにしています。

「しっかり乾拭きをしてから、湿気の少ない場所に保管する」。このシンプルな習慣が、美しい銅の色を保つコツです。

もし緑青が発生してしまったら

万が一、緑青が出てしまっても家庭にあるもので簡単に落とせます。メーカー推奨の対処法は以下の通りです。

① 酢(約90cc)と塩(小さじ1杯半)を混ぜる
② 布につけて、緑青の部分をこすり落とす
③ 食器用洗剤で洗い、最後はしっかり水気を拭き取る
※家庭にあるもので簡単にケアできます。

使い込むうちに表面に皮膜が作られ、次第に緑青は発生しにくくなっていきます。「育てる道具」として、この変化も楽しめると愛着がわきます。

どうしてもお手入れに不安がある方は、手入れがより簡単なステンレス仕様を検討するのも一つの選択肢です。

まとめ:一生モノの道具として

「おろし器にこの価格は……」と最初は迷いましたが、実際に使ってみてその価値を十分に納得できました。

職人が立てた鋭い刃が生み出す「ふわふわの食感」と、後片付けのストレスをなくしてくれる「流水洗いの手軽さ」。この2点だけでも、日々の料理の質を大きく引き上げてくれます。

今回紹介した新光堂 純銅おろし器 薬味おろし付きは通販限定の特別仕様ですが、新光堂では用途に合わせた様々なラインナップが展開されています。

■新光金属 銅のおみせ

 

■ステンレス製はこちらです↓

 

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