2年前に比べて立派に成長したモンステラですが、茎が伸びるにつれて全体のバランスが崩れたり、支柱が重みでじわじわと傾いたりしていませんか?
そこで今回は、2年ぶりとなる植え替えと仕立て直しの様子をまとめました。
大株を支える道具選びから、支柱をグラつかせない固定のコツ、気根の処理まで具体的にまとめました。「最近、少し形が崩れてきた」とお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。
バランスが崩れたモンステラ!植え替えタイミング

前回の植え替えから2年、いつの間にか茎が伸びて支柱が傾いてしまうことがあります。これは株が成長した証拠であり、同時に「植え替えと仕立て直し」のベストなサインです。
支柱が傾く?大株ならではの悩み
モンステラが立派に成長すると、大きくて立派な葉や茎が増え、どうしても株全体の重心が高くなってしまいます。この「成長にともなう重み」や、日々の水やりで土が動くことによる負荷に支柱が耐えきれなくなり、根元からじわじわと傾いてしまうのが大きな悩みでした。
仕立て直しで解決したい2つの問題
今回の植え替えと仕立て直しでは、具体的に次の2つの問題を解決していきます。
1つ目は、大きくしなって支柱を傾けてしまっている問題。
そして2つ目は、2株が一緒に植えられているために葉が放射状に広がり、家具や壁に当たってしまう問題です。部屋の中央に置かなくても壁際にすっきりと収まるよう、全体のバランスを整えていきます。
モンステラの植え替えに最適な時期と頻度

モンステラを健康に、そして美しく育て続けるためには、適切な「時期」と「頻度」を見極めることが大切です。
5月〜7月の「生育期」がおすすめ
気温が十分に上がるこの時期は、モンステラの成長が最も活発になる「生育期」です。植え替えによる根のダメージからの回復が早いため、植え替え失敗のリスクを最小限に抑えることができます。
植え替え頻度は「2~3年に1回」が良い
モンステラは根の張りが強いため、2〜3年も経つと鉢の中が根でいっぱい(根詰まり状態)になってしまいます。定期的にひと回り大きな鉢へ植え替えることで、根腐れを防ぎ、瑞々しい葉を保ちやすくなります。
もう傾かない!大株を支えるには

大きくなったモンステラを真っ直ぐ美しく仕立て直すには、事前の「園芸用品選び」が重要です。株の重みに負けない頑丈な足元を作るために、今回用意したアイテムを紹介します。
重みに耐える「鉢」と「支柱」の選び方

大株の重みを支えるためには、園芸用品の選び方にコツがあります。
まず「鉢」ですが、今回は重量のある陶器製ではなく、あえて扱いやすいプラスチック製の深鉢を選びました。陶器製はそれ自体が重く、大株を植えると移動やお手入れが難しくなるためです。ひと回り大きく、底が深くて安定感のあるプラ鉢にしました。
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そして、今回の仕立て直しの要となる「支柱」には、頑丈な「ヘゴ支柱」を用意しました。太さとしなやかさを兼ね備えたヘゴ支柱なら、大きくしなったモンステラの茎もしっかりと受け止め、真っ直ぐな仕上がりをサポートしてくれます。
■支柱は木ヘゴやおしゃれ支柱などあります。
水はけ重視の土と固定用の麻紐
根腐れを防ぎ、元気な株を育てるためには土選びと水はけの工夫が欠かせません。
今回は、元気にピンピン育つ観葉植物用の土をベースに使用しています。さらに、水はけを良くするために「きれいな鉢底石」を敷き詰めますが、その際には「鉢底土ネット」を使うのがおすすめです。ネットに入れてから鉢底に敷くことで、次回の植え替え時に土と石が混ざらず、作業が格段にスムーズになります。

また、広がる茎をヘゴ支柱に固定するためには、植物の茎を優しく傷つけずに結ぶことができる「麻紐(あさひも)」を用意しました。
モンステラを整える!植え替え手順
事前の準備が整ったら、いよいよ実際の植え替え作業に入ります。ここからは、のびのびと広がったモンステラのバランスをすっきりと美しく整えるための手順です。
① 鉢から株を抜き、古い土をほぐす
2年前の植え替え時
今回の植え替え時
2年前に植え替えをした時は、鉢から株を抜くのに非常に苦労した思い出がありました。

しかし今回は、それほど手こずることもなく、優しく引き抜くだけでスムーズに古い土を落とすことができました。鉢から抜いた後は根の状態を確認し、長すぎて扱いづらくなっている根を中心に、すっきりとカットして整理しています。
② 増えすぎた「気根(きこん)」の処理
たくさん伸びていた気根(きこん)も、このタイミングできれいに整理していきます。
変色して古くなった気根はハサミでカットし、元気で長い気根は切り落とさずに、今回の植え替えでしっかり土の中に収まるように誘導しました。こうして土に埋めてあげることで、これからは株を支える新しい根としての役割を果たしてくれます。
③ 支柱が傾かないように「底から固定」するコツ

前回の反省を活かし、今回は2株のモンステラを背合わせ(生長点がそれぞれ外側を向くよう)に配置し、中央にヘゴ支柱をしっかりと立てて安定させました。
生長点を外側に向けることで、将来的に葉が重ならず、バランス良くボリュームを出すことができます。また、太い気根を土にしっかり埋め込んで足元を固めつつ、広がっていた茎を麻紐でヘゴ支柱へ優しく引き寄せて結ぶことで、お部屋にすっきりと収まるスリムな樹形に仕上がります。
植え替え後の正しいアフターケア
植え替え直後のモンステラは、デリケートな状態です。新しい環境にに慣れ、元気に根を張ってもらうために、植え替え後のケアで意識したい大切なポイントをまとめました。
植え替え直後の水やり

水やり:最初の1ヶ月は「乾かし気味」が鉄則
植え替え当日は、土と根を馴染ませるために鉢底から流れ出るまでたっぷり水をあげます。しかし、その後の約1ヶ月間は根がまだお休み状態なので、水やりをぐっと我慢して乾き気味に管理し、根腐れを防ぎます。
失敗しない水やりのタイミング
新しい根がしっかり張る1ヶ月後以降は、季節に合わせたメリハリのある水やりに切り替えます。
春〜秋(生育期): 土の表面がカラカラに乾いたら、鉢底から流れ出るまでたっぷり与えます。
冬(休眠期): 生長が緩やかになるため、さらに水やりの回数を減らし、土が乾いてから数日後にあげるくらいでちょうど良いです。
直射日光はNG!「明るい日陰」に置くのがおすすめ

植え替えを終えたばかりのデリケートなモンステラには、強い日差しを避けた場所を用意してあげましょう。
直射日光が当たる場所は避け、レースのカーテン越しに柔らかな光が届く「明るい日陰」に置くのが向いています。しっかりと根が張って落ち着けば、その優しい日差しを浴びて再びすくすくと元気に成長してくれます。
まとめ:手をかけるほどモンステラは応えてくれる

風水においても「良い気」を呼び込む象徴とされているモンステラ。すっきりと美しく植え替えてあげることで、お部屋の空気まで明るくなり、さらに良い運気を引き寄せてくれそうです。
正しい手順と丁寧なケアで愛情を注いだ分だけ、モンステラはみずみずしく元気な葉を見せてくれるはず。新芽がピンと力強く伸びてくるのを楽しみながら、日々の生長をゆったりと楽しんでみてはいかがでしょうか。








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